お題 幼少の記憶ってどれくらい覚えてる?
はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
幼少の頃の記憶って自分はほとんどないタイプの人間で、下手すれば小学校に上がる前までの記憶なんて全然ないんですけど、それでも薄ぼんやり覚えているのが「カーテンが風になびくのが異様に怖かった」ということです。
今の家に越してきたのが3歳か4歳のころで、その前に住んでいたところや通っていた保育園の記憶がほとんどないのですが、唯一はっきりと思い出せるのが「カーテンが風でなびいていたのが怖かった」ということなんですよね。
住んでいたのはアパートで、夜布団に横になり、母親が横で寝かしつけてくれていたのですが、自分の頭側に窓があり、薄いカーテンがかかっているその窓が開いていて、風でふわーっとなびいていました。
そんなに強い風でもなく、音がするわけでもなく本当にふわーっとなびいていただけなんですが、何故か子供だった自分にはそれが怖くて怖くてしょうがなかったです。
母親いわく、あんたがそれを怖がるから夏でも窓閉めて寝るしかなくて暑かった、と。母親に窓を閉めさせた記憶まではなかったんですけどねぇ(汗)。
その頃保育園に通っていて、保育園って昼寝の時間があるじゃないですか。そこでも同じことが起きていたんですよね。
保育園の昼寝のときは自分からカーテンが少し遠かったこと、他の子もいるからそれを怖いというのは恥ずかしかったことで流石に窓を閉めさせることはなかったと思いますけど、家のカーテンより大きいカーテンだったからか、怖さはこっちのほうが大きかったかもしれません。
もともと昼寝の時間にあんまり寝られないタイプだったんですけど、多分カーテンのせいで余計寝れなかったですね。
ただ、夏の間毎日そうだったという記憶はないんですね。記憶としてはとある日の昼寝の時間が鮮明に残っているだけです。
今では流石にカーテンがなびくのが怖くはなくなりましたが、風が強いのはやたら怖いです。
怖いことって記憶に残りやすいんですかねぇ。幼少の頃の記憶がそれだけしかないってちょっと嫌ですね。