誤用されすぎて誰も本来の意味を知らないんじゃないかって言葉
言葉なんて伝わりゃいいじゃんってのは最もなんですが、本当はこういう意味っていうのを知るとなんとなく気になっちゃいますよね、やっぱり。
最近思ったのは「デジタル」と「アナログ」という言葉。
前者はすっかり「現代的」とか「機械的、電子的」という意味で使われ、後者は専ら「前時代的、古臭い」という意味で使われているように感じます。
本来は「離散」と「連続」という意味です。データの表し方、扱われ方の違いを指すものでどちらが新しいとかいうことはないんですが、コンピュータで扱われるのはほとんど全てがデジタルデータであり、例えばレコードやカセットテープなんかはアナログデータを扱っていると言えるので、アナログ=古い、デジタル=新しいというイメージになりやすいんでしょうねぇ。
あとは「性癖」ですかね。
すっかり「フェチ、性的嗜好」という意味で使われていますね。というか、その意味でしか使われているのを見たことがありません。
本来は「人間や動物が生まれ持っている思考や心理の癖」という意味なんですね。つまり性癖の性は性別や性交という意味でなく、性質の性なわけです。
まぁ性的嗜好にも生まれつきの物があったりする・・・?のかもしれないので、完全に間違っているわけではないのかもしれないですけど、正しい使い方とも言い難いですよね(汗)。
最初にも書いたとおり、言葉なんて伝わればそれでいいし、時代とともに意味も変化していくものだとは思うんですけど、知っててあえて伝わるように使うのと、知らないままなのには大きな差があると思うんですよね。