テレワークの問題点
家で仕事ができてしまうと、仕事とプライベートの境目があやふやになり、休みなのに仕事をするということが起こってしまうのでしょうか。
世の中にあるいわゆるブラック企業というやつは、別にテレワークでなくても休みに仕事させるみたいなのが横行していたみたいですが・・・(汗)
いえね、どうも避けられぬ事情で仕事を休んだ方が(今回はその方が「自発的に」なんですが)どうも仕事をしているらしいということがありまして。
確かに締め切りが近い仕事ではあるんですが、そんなに急いでやるほど切羽詰まった状況でも分量でもないはずなんですけど・・・。
私が大学の研究室にいた頃に教授に言われたことなんですけど、研究に必要なものは研究室の費用で買うべきであり、それを個人の金で買ってしまうことは研究室の費用を私的に使うのと同じくらい悪いことだと。
それと同じようなことが仕事にも言えるんじゃないでしょうか。
つまり、休みを申請しておいてその日に仕事をすることは、仕事をズル休みするのと同じくらい悪いことなんじゃないかってことです。
感覚的には仕事をしてるんだったらいいじゃないかと思ってしまうのもわかりますし、何か自身を犠牲にして働くことが美徳とされている風潮がまだまだありますよね。
ただ、これを黙認し、それが広がってしまうと日本の労働体系は崩壊するでしょう。やっとブラック企業というのが問題視され、働き方改革が叫ばれ、テレワークという選択肢が普及し始めたのに、最悪日本全体ブラック企業化という事態にもなり得ます。しかも経営者側からではなく、被雇用者側からやってしまってはどうしようもありません。
そういう意識は経営者、被雇用者に限らず持つべきだと思います。そして上長は部下がそういうことをしていたら注意しなければならないことだと思います。なぁなぁで済ませていいことじゃないです。
もちろんブラック企業というのはいまだにあるんでしょうけど、わざわざ自分からそうなりにいく必要はないですからね。
通勤がなくなったり、無駄に人間関係気にしなくてよかったりいいところもあるテレワークですけど、今まで普及していなかったぶん、まだまだどういうふうに働くかは考えていかないといけないこともたくさんありますよね。