物欲の鬼の独り言

面白いものとか役に立つものとかをいろいろ紹介したい。あとは趣味の話を垂れ流し。雑談のカテゴリーはただの独り言です

今回の停電で私が経験したこと

と言っても、うちが停電していたのは当日の午前中4時間程度でしたが、停電の不便さを味わうには十分過ぎるほどでした。

 

備え。モバイルバッテリー3つ程度とLED懐中電灯。それだけ。それも別に災害時に備えて持っていたわけでなく、たまたま持っていたものでした。

幸いにして水道とガスは止まっておらず、カップラーメンがいくつかあったので食料は大丈夫…。水道が止まってたら食べ物はなかったですね…。

飲料は水道が無事だったので問題なかったですが、もし水道も止まっていたら、冷蔵庫に常備している麦茶3リットルが唯一の飲料になっていました。

涼を取るためのものは携帯型扇風機が1台。これも特に災害時に備えて買っていたのではなかったので、乾電池ではなく充電式の電池で動くもので、使ってみると意外に短い時間しかもたない(汗)。

 

というわけで、被害が少なかったのがラッキーだっただけで、全くもって備えは不十分でした。唯一LED懐中電灯は、たまたまとは言え非常に役に立ったと言えますが。

少なくともペットボトルの水などの飲料、加熱をしなくても食べられる非常食の備えはしておかなければいけないと強く思いました。

ついでに言えば、そう思ったらすぐに行動することが重要かな、と思います。喉元過ぎればではないですが、後でいいやと思っていると実際に被害にあったにも関わらず結局何もしないでまた同じことを繰り返し兼ねないので…。まぁこれは私の性格によるところが大きいですが…。

 

それともう一つ。当日の停電はすぐに復旧しましたが、11日の夜中に落雷による影響で再度3時間ほどの停電が起きました。

夜中にふと目覚めて違和感を覚え、部屋の照明をつけようとしてもつかないのでこりゃまた停電してるな、と気づいたわけです。

スマホの充電はまだ残っていたので、東電パワーグリッドの停電情報を見るとその時は住んでる地域も表示されていました。やっぱり停電か~と思いながら2時間ほど経って、蒸し暑かったのもあって寝るに寝られず再度停電情報を見ると、住んでる地域の表示がなくなっていました。

でもまだ停電していたんですよね。う~ん、どういうことだろう。

ツイッター等を見ていたら、こういった混乱が広がっている場合、停電の地域が把握されていない事例もありうるらしいという情報を得たので、東電に電話してみることにしました。

電話に対応してくれたオペレーターさんによると、同じ地域でもう1件同じような内容で電話があったとのこと。現地に情報を伝えて対応してもらえるということで、電話してから20分ほどで停電は復旧しました。その後東電の別の方から電話があり(念の為ということで電話番号は伝えてありました)、落雷の影響で送電が止まっていたという報告と、復旧されたでしょうかという確認がありました。

 結局、停電が把握されていなかったのかどうかまでは確認できませんでしたが、この混乱のさなかにあっても、ましてや夜中でも、電話をすればきちんと対応してもらえることがわかったのは私にとっても大きな収穫でした。

台風被害によるここまで大規模な停電のさなかに、ましてや落雷という別の原因で起こった停電が把握されていないという事態は、起こらないほうがいいのは当たり前ですが、可能性として十分あり得ることだと思います。東電の方たちは復旧に向けて昼夜通して作業していると思います。疲れもあるでしょう。ミスだってすることはもちろんあり得ます。

そんなとき、「クレーム」ではなくあくまで「情報」として自ら声を上げるというのは重要だと今回の件で感じました。

おそらく地域一帯で停電していたと思うので、もし把握されずに停電が続いていた場合、不満が広がってさらなる混乱を呼ぶ可能性だってなかったわけではないのです。

もちろん、携帯電話の電波が入らないとか充電がなくなったとかで電話することができない人たちがまだ沢山いるのはわかっています。私は電話できる状況だったからラッキーでした。

ただ、だからこそ余計な混乱を呼ばないように声を上げられる人が声を上げる。声を荒げるというわけではなく、情報を発信するということです。

SNSなどが使えればどんどん情報を流すのは積極的にやったほうが良いのだと感じました。

 

大した被害も受けてないくせにすごく偉そうなことを言った気がしますが(汗)、これが今回の停電で得た私の教訓です。